縦型フォルムの、どこか懐かしさを感じる、縦型フォルムのショルダーバッグです。

装飾を加えて目立たせるのではなく、フラップ、本体、ショルダーの線だけで成立する、静かな佇まいを目指しました。

ありそうで、なかなか見つからない形。この形状のバッグには、実用性とは別の理由で装飾が加えられているものも多く見られます。一方で、ここまで要素を削ぎ落とし、形そのものに集中したものは、ありそうでなかなか見つかりません。流行に左右されにくく、日々の装いに自然と馴染むこと。年齢や性別を越えて、家族や親しい人と共有することも想像できること。そんな普遍性を意識してつくりました。

物語の中に出てくるような、必然性のある形。デザインの着想は、マンガの登場人物が身につけているバッグから。物語の中では詳しく語られないけれど、その人の生活や性格に自然と馴染んでいるようなバッグ。「そうそう、これ。こういうものが欲しかったんだよ」登場人物にそう言ってもらえるような、説明しすぎない必然性のある道具を目指しました。

軽さと弾力を持つ、三層ボンディング素材。メイン素材には、工業用プレス機でボンディング加工を施した、特殊な三層構造のポリエステル素材を採用しています。中間層にラバーを仕込むことで、軽さを保ちながら、ほどよい弾力性と形状安定性を持たせました。身体に沿うやわらかさがありながら、バッグとしての輪郭は静かに保たれます。

マットな黒と、控えめな機能。表面はマットな質感。黒一色でまとめることで、素材の陰影やステッチ、フラップの平面が控えめに浮かび上がります。雨粒を滑らせるように弾くため、天候を気にせず使いやすい点も特徴です。背面にはオープンポケットを備え、スマートフォンなど、すぐに取り出したいものを入れておくことができます。内装にもポケットを配置し、日常の荷物を自然に整理できる仕様にしました。サイズ感によっては、ペットボトルや折り畳み傘の収納も可能です。

生活に入り込むためのバッグ。
主張しすぎない存在感で、装いと日々の移動のあいだに静かに収まります。流行や性別、年齢を越えて長く使い続けられる、縦型フォルムのショルダーバッグです。

高機能テック素材とどこか懐かしい既視感あるデザイン。